テキストサイズ

1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第6章 決行


 夏美は痛さのあまり気絶してしまったのか、最初の悲鳴を最後に何も言わなくなった。

 それでも女は殺す事をやめない。

 馬乗りになっている体を足の方にずらすと、包丁を思い切り振り上げ、腹の辺りを何回も刺す。


 グチャッ! グチャッ! グチャッ! グチャッ!……


 最初のうちは夏美の身体も “ビクンッ! ビクンッ!” と反応していたが、とうとう何の反応もしなくなった。

 大量の血液と共に、内臓も出てきた。

 女は内臓を無理やり身体から引き離す。

 そして、壁にぶつけ遊び始めた。


「もう嫌っ!!!! やめてっ!!!!」


 香織は思わず声を出してしまった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ