テキストサイズ

1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第7章 ――斎藤 梢 編――


『……ようやく解放された……』

 梢は疲れた表情をしながら、駅へと歩いていた。

『明日……香織来るのかな?』

 香織の事を考えると、梢は気が重くなる。

 考えなければいいのかもしれないが、気が付くとどうしても香織の顔が思い浮かんできてしまうのだ。

「はぁ……」

 梢は携帯を開き、メールボックスを覗いた。

 メールが一通届いていた。

『千里からだ……』

 梢はメールを読む。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ