1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜
第8章 成功
「ん…………」
香織は、激しい頭痛と暑さで目を覚ました。
『私……なんか、凄い悪い夢を見ていたような気がする……』
ズキズキ痛む頭を押さえながら、香織は昨日の出来事を思い出そうとしていた。
低血圧のせいで、頭がボ―ッとし、中々思い出せない。
『確か……1人かくれんぼをやってて……』
1つ1つゆっくり思い出していく。
『ここに隠れていたら、いきなりテレビに変な映像が……!!!!!』
思い出していくうちに、段々頭も冴えていき、香織は残酷な映像の全てを思い出した。
自分が嘔吐して汚してしまった部分から、強烈な臭いがしている事から、昨日の出来事は、夢では無いのだと実感できた。