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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第8章 成功


 もしかしたら壁にぶつかるかもしれないので、手を前に思いきり突きだしながら、慎重に前に進む。

 しかしいくら歩を進めても、一筋の光さえ見えてはこなかった。

「誰かいないの~?」

 香織は何も見えない暗闇に向かって声をかけてみた。

 しかし返事は返ってこない。

 香織は無性に怖くなり、歩くのをやめると、再び立ち止まった。

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