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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第8章 成功



 しかし子供が遊ぶボールにしては重たすぎる。

 ボーリングの玉のような重さだが、表面が何だか、デコボコしているようだ。

 香織は気になり、あちこち触って感触を調べてみた。

『なんなの? ……毛?』

 手にフサフサしたものがあたり、なんだが気持ち悪い。

 ようやく、目が暗闇に慣れてきたので、そっと手元に目をうつす……。


「キャッ!!!!!!」


 香織は拾い上げた物を見て、驚きと恐怖で思わず落としてしまったのだ。

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