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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第8章 成功



 香織はその場でしゃがみ、その子供が来るのを待った。

 ゴロゴロゴロ……。

 香織の足元に、子供が必死で追いかけていた物が転がってきた。

 香織は、その子に渡してあげようと、持ち上げる。

『これ何なんだろう? 結構重たいなっ……』

 相変わらず、辺りは真っ暗なので、自分が持っているものがなんなのか、よく分からない。

『ボール?』

 手探りでなんとなく想像できたのは、球体だという事だけだった。

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