テキストサイズ

1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第8章 成功



「や、やめて――!!」

 ガバッ!!!!!!

 気が付くと、叫び声をあげながら、香織は新幹線の車内の中で、立ち上がっていた。

『夢だったのか……』

 と安心した香織だったが、周りを見渡すと、近くに座っている人達が、驚いた顔をしながら香織を見ていた。

 香織は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にし、そそくさと座席に座る。

 すると、一瞬時が止まったかのようにしていた周りの人達も、何事もなかったかのようにそれぞれ動き出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ