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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第8章 成功



『それにしても、リアルな夢だったわ……けど何で梢の生首だったのかしら? まさか……1人かくれんぼのせい?』

 香織は、男の子に捕まれた腕を擦りながら、目をやった。

『えっ!? 何これ!?』

 夢の中で捕まれた腕に、くっきりと小さな手形がついていた。

『夢だったはずなのに……って事は梢の生首も??』

 香織は恐怖のあまり、自分の身体を包み込むようにうでを肩に回し、縮こまっていた。

 その時、東京駅に到着する事を知らせるアナウンスがなった。

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