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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第4章 いじめ


「香織、今日は俺の家で勉強しないか?」

 と、突然彰が言いだした。

「えぇ、別にいいけど。珍しいね、どうしたの?」

 香織は不思議そうに彰を見た。

 というのも、いつも勉強したりするのは決まって香織の家だったからだ。

「特に何もないさ……。じゃあ、決まり! 放課後な」

 彰は恥ずかしそうに席に戻った。

「へんな彰君」

 香織は何だか腑に落ちなかったが、考えても仕方がないので、気にしない事にして自分の席に着いた。

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