1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜
第5章 事件
香織は自分の姿を見て驚いた。
何も着ていない様な寒さ…………。
【様な】ではない。
香織は本当に何も身に付けていないのだ。
下着ですら……。
香織は恥ずかしさのあまり、必死でもがくが、きつく結ばれた紐は簡単には外れない。
「やめて! 何する気なの!?」
香織は必死で叫ぶ。
「はっきり言ってアンタウザイの! もういい加減いいこちゃんに付き合うのもウンザリ……」
優香里は持っていたタバコを香織の腕に押しつけた。
ジューッ!!!!
『いゃああああああ!!』
香織はあまりの熱さに泣き叫ぶ。