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1人かくれんぼ〜貴方を呪います〜

第5章 事件


 3人のイジメは1時間以上にも及んだ。

 香織も最初のうちは抵抗しようと暴れていたが、紐で縛られていてはどうしようもない……。

「なんか……飽きてきちゃった。」

「確かになんも反応ないとつまんないね……」

「そろそろ帰ろうよ…私疲れちゃった」

 人形の様に動かなくなった香織を、冷たい視線で見下ろしながら、3人は呟いた。

 香織はようやく地獄から開放されたと少しホッとした。

『早く家に帰りたい……』

 そう思った時だった。

「今日はね、香織ちゃんが大喜びするビッグゲストが来てるのよ」

 優香里がニヤッとニヤケながらボロボロになった香織に言った。

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