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二重人格ってご存知ですか?

第2章 第1章


俺は藤谷 尚輝

高校3年になったばかりだ。


「ふぁ〜」

あくびをして外の桜を眺めた。


(夕方の桜か……綺麗だな。)



ぼぉーと桜を眺めていると、何かを見付けた


(あれ?なんか桜の木の所に人いる。)

俺はその人が誰なのか気になりずっと見ていた。



先生「おい藤谷!!お前3年になったんだから外見ないで先生の話くらいちゃんと聞きなさい!!そんなことも出来ないのか!!」



(うるせーな。いっつも俺を目の敵にしやがって。それでも教師かっての。)

俺のクラスの担任。
阿部一正(アベカズマサ)48歳

俺を目の敵にしている。気にくわなかったらすぐキレだす。そしてすぐ『放課後、職員室に来なさい』っていう。



「いやでーす。先生の話より外の桜眺めてるほうが楽しいし」


そう言ったらクラスの皆がクスクス笑っていた。


阿部「…っもういい!!藤谷お前放課後、職員室に来なさい。」


(でたー。やっぱり言うと思ってたよ。)



「…」


俺は返事をしなかった。


阿部「…藤谷聞いてるのか!!わかったなら返事をしなさい!!」


阿部がそう言うとチャイムがなった。


キーンコーンカーンコーン

阿部「藤谷必ず来いよ。…それじゃ終わるぞ〜。」


「きりーつ。礼。」


「「ありがとうございました。」」



俺は立つだけで頭は下げずあいさつを終えた。
(誰が行くかバーカww)

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