
二重人格ってご存知ですか?
第2章 第1章
「でも、本当に僕のために作ってくれる日を待ってるから」
ニコニコしながら言っているけど、目は真面目だ。
その後食べ終わるまで2人とも一切喋らなかったが俺にとっては居心地がいい静けさだった。
「ご馳走さまでした♪」
「お粗末さまでした」
食器を洗いに行こうとしていたら
「待って!!僕も一緒に手伝う!!」
「…いや別にそんなに食器ないから手伝わなくていいよ?」
「えー、手伝いたい…」
「本当にいいって。和也は座ってて」
そう言うと和也はしぶしぶベッドのところに座った。
俺は食器を洗いながらテレビを見ていた。
(あっ!!もう9時だ!!)
「和也〜、シャワー浴びてきなよ」
「えっ!?もうそんな時間!?…ってまだ9時じゃんかwwお子さまだなぁ尚輝はww」
「お子さまで悪かったな」
「ひぃー、尚輝が怒ったー先にシャワー浴びてくる」
ドタバタしながら和也は急いで風呂場に行った。
「面白いやつ(笑)」
少し呆れながら急いでいる和也の後ろ姿を見て言った。
