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二重人格ってご存知ですか?

第2章 第1章

「起きてたら悪い?」


「いや別にいいけど…いつから起きてた?」


「お前が俺のほうを向いたときから。…薄目でお前をみてたww」


「なっ!!起きてたんなら普通に目あけろよな」


「…その反応が見たかったからさ♪」

そう言うと、和也がニッと笑った。


ドキッ


(…なにいまの?『ドキッ』って…どういうこと!?)

「…」


「なんで黙ってんだ?」


「…なんか『ドキッ』ってした!!和也が笑ったとき『ドキッ』ってした!!なんでだ?」


「へっ?…お前、天然なんだな。」

「おい和也!!お前わかってるんだろ?教えろよ!!なんで『ドキッ』ってしたんだ?俺は病気なのか?」


「はぁ〜?病気なわけねーだろww…もうすぐわかる事だからそれまで我慢しろ。な?」


「…ーっわかった。お前が言うなら本当だろうし。もうすぐわかんなら我慢する。」


「…///お前それは反則だろ(ボソッ」

和也はそのまま俺を抱きしめた。

「…和也どうした?寒いのか?」


「あぁ寒い。寒いからこのまま寝ていいだろ。」


「俺は別にいいけど…。毛布あるぞ?」


「毛布はいらない。お前あったけぇから。」


「ふーん。ならいいけど…」




俺達はそのまま抱き合った形で朝を迎えた。



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