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もう、お前を離さない。

第5章 和哉の気持ち

屋敷
和哉目線

花怜は、すっかり寝ていた。
メイドたちを呼び、花怜を起こす。

「花怜。」

揺すっても起きなかった。

「疲れたんだな。辛かったよな。よく頑張った。」

髪を撫でる。少し笑った気がした。

「メイドたち、悪いが、花怜を寝かせたままで、傷の手当てをしてやってくれないか。」

「わかりました。」

早速メイドたちが、起こさないように、手当てをし始めた。服から見えるところだけでも、痛々しい傷だとわかる。

「これじゃあ、見えないところは、これよりも、すごい傷なんだろうな。」

唇をかんだ。花怜を守れなかった悔しさと、傷を追わせてしまった後悔が、心の中にある。

「絶対守ってやる。」

眠っている花怜に言って、部屋からでる。

和哉の部屋

「明日話そう。自分の気持ちと、これからのことを。花怜は今回のことで、責任を感じているかもな。違うのに。」

俺は花怜のことが、






好きだ……。


絶対守るから……。もう、花怜に悲しい顔はさせない。




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