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『学年代表蒼張　幸早く段に上がりなさい』紅咲香（以後香）は怒りがこもった声を蒼張幸（以後幸）に向けた。
「お...？　あぁ。」
幸は呼ばれた理由をいまいち理解しないまま舞台（今、先生方が立って居る所）に呼ばれ、舞台への階段を上った。
『学年代表の挨拶です』
香の言葉に幸は状況を理解した。（やっとかい←）
舞台に上り、予め用意していた自分では書いていない（.....）発表用の原稿用紙を取り出すとすらすらと読み上げていった。確かその文を読み上げると軽く15分（長っ）かかるはずの文を面倒臭がりの幸は所々短縮させ一分かかるかかからないかのスピード（短っ！）で読み上げた。しかも無表情←

「　…です。ありがとうございました」　
幸は挨拶を終えると舞台を下り、自分の座っていたパイプ椅子の方へ歩いていった。　　　　　　　　　　　　　
入学式はその後三分程で終了した。