テキストサイズ

パンプスをはいた女の子

第1章 あなたの事を書きたいです

息を整えてから頭が混乱し始める

りょーちゃん……尾野先生はそう呼んでた
尾野先生の事を舘野先生はミナコって呼んでた

なんだ、そういうことか…
そうだよね、舘野先生あんなにかっこいいもん
彼女いない方がおかしいよね…
それに尾野先生もあんなに美人だし
叶わないよ…
叶わない?
そんなのもともとわかってたことだ
週末、デートかな
学校移るって、結婚でもするのかな

状況を飲み込めた途端、涙がでてきた
熱いものが頬をつたう

「叶わないよぉっ…うっ…くっ…」

ガラガラ…

突然のことだったので私は反射的に涙をとめることができなかった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ