
パンプスをはいた女の子
第1章 あなたの事を書きたいです
10分くらいたって涙も枯れてきた頃、私は先生がしてくれたみたいに絢香の背中をさすりながら言った
「親は知ってるの?」
「うん。昨日病院行った時に一緒に聞いたから…」
「そっか。」
「啓太も…親には伝えたと思う。」
「うん。」
「私は学校やめないといけないけど、啓太は高校卒業してもらおうと思って…」
「え?そんなことできるの?」
「わかんない…でも、向こうの学校に伝えなければいけるかも…まだ親にもこれは言ってないから私の考えだけどね。」
「そっか。」
「…私ね、うすうす気づいてたんだ。でも、怖くてほっといたの」
「うん…」
「気づいても見ないふりしてた。でも、ダメだってわかった。今回、一番困らせたのはまわりのひとだから。」
「…」
「なのこ、私にこんなこと言う資格ないけど……気づかないふりはダメだよ。」
「親は知ってるの?」
「うん。昨日病院行った時に一緒に聞いたから…」
「そっか。」
「啓太も…親には伝えたと思う。」
「うん。」
「私は学校やめないといけないけど、啓太は高校卒業してもらおうと思って…」
「え?そんなことできるの?」
「わかんない…でも、向こうの学校に伝えなければいけるかも…まだ親にもこれは言ってないから私の考えだけどね。」
「そっか。」
「…私ね、うすうす気づいてたんだ。でも、怖くてほっといたの」
「うん…」
「気づいても見ないふりしてた。でも、ダメだってわかった。今回、一番困らせたのはまわりのひとだから。」
「…」
「なのこ、私にこんなこと言う資格ないけど……気づかないふりはダメだよ。」
