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パンプスをはいた女の子

第1章 あなたの事を書きたいです

「……」
「自分でしょいこんじゃうから。」
「……」
「でも、気づいても、誰にも打ち明けられなくてつらいこともある。私がいい例だと思う。」
「……」
「そのためにさ、友達がいるんだねって今更気づいたの。私、自分で勘付いた時になんでなのこに相談しなかったんだろうって後悔してる。あの時なのこに相談したら、きっと、なのこ混乱するだろうって。でも、言わなかったらもっと驚かせちゃった。」
「……」
「親友を親友として見れなかった自分がバカみたい。親友なら、助けになってくれるって、知ってるのに。」
「……」
「ごめん、なのこ。私、ちゃんとしたなのこの親友になれなかった。」
「……ううん、絢香はいつでも私の親友だったよ。私が困ってる時に助けてくれたし、一緒にわらいあったし、ケンカもしたし、私がダメなことをしてる時はちゃんとしかってくれた。絢香を親友じゃないって思った日は一回もないよ。」

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