
パンプスをはいた女の子
第1章 あなたの事を書きたいです
絢香、今まで本当にありがとう
元気な赤ちゃん産んでね
私はそう思いながら布団に入った
今日は本当に色々なことが起こりすぎて…
布団に入っても涙がでてくる…
だめだ、泣いてばかりじゃ
強くならないと
次の日学校にはやっぱり絢香はいなかった
…だよね
いつもなら朝からぼーっとしてしまうところを、逆に気をいれなおす
クラスのみんなは絢香が学校をやめるなんて思ってもみないだろう
放課後、部室に向かうと、同級生の部員はみんなその真実知っていた
部員っていっても一年生3人、二年生4人、三年生…今では絢香がいなくなって3人の10人しかいない
