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パンプスをはいた女の子

第1章 あなたの事を書きたいです

「ちょっと…鈴木」
舘野先生に呼ばれて私は廊下にでる

「下田さんのことだけど…大変だったな。」
先生が頭をポンポンとしてくれる

先生の優しい笑顔をみたらまた泣きそうになる
それをこらえる

先生は…明日、尾野先生とデートなんだ…

でも私の勘違いだったら…そんなことはないか…

先生、私は先生が愛しいです

「大丈夫です。私、ちゃんと絢香と話し合いました。絢香は言えなくてごめんって言ってたけど、気づいてあげられなかった私も悪かったんです。」
「そうか。下田さんも鈴木も強いな」

びっくりした
強いなんて…私は全然強くないのに

「友達の事を思いやれる人は強いんだ。」.

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