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パンプスをはいた女の子

第1章 あなたの事を書きたいです

ガラガラ…
「遅くなった、授業始めるぞ」

一気に頬が赤くなるのが自分でもわかる

なんて私はバカなんだろう
後先考えずに自分勝手に
まさか一限目が国語なんて…

先生に会いたくなかった…
まだ気持ちの整理もできてない…

ツンツン
「ん?」
前の席の児玉くんが振り返る
「あの….私気持ち悪くて…保健室行くって先生に言ってもらえる?」
「んーわかった。せんせー」

先生が児玉くんの席まで歩いてくる
「どうした?」
「鈴木さんが気持ち悪いそうです。保健室行かせてあげてください」
「あー、どうぞ」

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