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パンプスをはいた女の子

第3章 初恋は叶わぬ夢

春に近づくにつれ、わかったこと
先輩は東京の大学を志望している

無理もない
こんな田舎から抜け出したい気持ちもわかる

先輩は東京の大学に合格した

先輩のお見送りなんて怖くて行けなかった

私は先輩がすきだった
私と先輩はキスをした
キスをしても付き合えるわけじゃないの?

恋人同士になれるんだ、って思って流れた涙はどこへいったのだろう

先輩からはいつになっても連絡はこない

私はそれでもまだ先輩が忘れられなくて、先輩に会いたくて
東京の大学を志望することにした

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