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強制恋愛

第10章 *10*裏切り



「え…なに泣いてんの…」


誰かにそう言われ、私はその声の主を見つめる


涙で目の前が霞んで誰だかわからない


「これ、飲みな?」


コップを差し出されてわたしはそれを受け取る


ココアのいい香りがした


「…寝ぼけてんの?」


頭をくしゃっと撫でられる


…この手


「蓮…?」


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