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強制恋愛

第10章 *10*裏切り



「覚えてる!…だけど…夢かと思って…」


そう言うと櫻木先輩はふっと笑った


「夢なんかじゃないよ」


頭をくしゃっと撫でられた


「…うん」


頷くと櫻木先輩は「あっ」と言った


「え?」


「じゃぁ、ここがどこかもわからないんだ」


あ…確かにわからない…


櫻木先輩に夢中で場所なんか気にしてなかった


「俺の家」


「ええっ」


気がつかないうちに櫻木先輩のお家にいたなんて

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