強制恋愛
第11章 *11*揺れる心
慌てて電話にでると…
「でるの遅い」
「…すいません」
櫻木先輩の声…なんかいつもと違う気がする…
「寒い…」
「え?」
「おかゆ食べたい」
「は?…え!…ちょっと…」
それだけで電話が切れてしまった
もしかして、風邪ひいたの⁈
「どうしよ…」
なんで私に…って思いながらも頼ってくれたのがなんだかちょっと嬉しい
てもそれより今はただ櫻木先輩が心配だった
そういえば前風邪薬もらった気が…あ!あった!
わたしは近くにあった袋にそれをいれて慌てて家を飛び出した