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強制恋愛

第15章 *15*守りたいもの





女の子は遊具のかげに隠れて2人掛けのベンチを指差した



『ほら…あのいすにおにいちゃん…いたいいたい…』



俺もそのベンチに目を移すと、ベンチには1人の高校生?らしき人が座っていた



確かに顔をうずめて泣いてる…ような雰囲気だけれど痛くて泣いているわけではなさそうだ



『おにいちゃん…おにいちゃんをたすけてあげて…』



女の子はうるうるとした目で見つめてくる



俺はそのベンチの隣にあるベンチに座り声をかけてみることにした



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