テキストサイズ

強制恋愛

第16章 *16*あなたの隣に



朝のHRも授業中もずーっと奈美とおしゃべり



少し前にあった席替えでたまたま窓際でしかも前後になったの!



「あはは、でさー」



《でさー…じゃないぞ高橋!!》



「へっ!」



気づくともう帰りのHRになっていた



《今話していた内容聞いてたか〜?》



先生はニヤニヤしながら私に質問する



「え、えーっと…」



わたしが困っていると周りのクラスメイトたちが口パクで「春季体育祭実行委員」と教えてくれた



「春季体育祭実行委員です!!」



《そうだな、春季体育祭実行委員決めてたんだな、各クラス男1名女1名…なかなか決まんないんだよ〜、ずっとしゃべれるくらい元気な高橋にぜひやってもらいたいな〜》



先生がそういうとクラスメイトは大盛り上がりで「沙紀がんばれ笑」と口々にいい、一緒にしゃべっていた奈美までもが「よっ!実行委員!」といいだした



「ええ〜っ…」



うちの学校の実行委員はありえないくらい仕事の量が多く、体育祭1週間前から毎日夜まで作業しなくてはならないと前に先輩から聞いたことがある





ストーリーメニュー

TOPTOPへ