強制恋愛
第16章 *16*あなたの隣に
委員会室に入るともうちらほらと生徒が来ていた
1学年3クラスあるから6人で…
それが3学年だから18人か…
『ねぇ高橋、櫻木先輩と順調?』
宮川くんはにっこりと笑いながらそう聞く
それは1番聞いて欲しくないことなのに…
「…わ、私のことはいいからさ、あの、宮川くんはどうなの?」
質問を切り抜けるために別に興味が無い宮川くんのことについて聞いてしまった
『え?俺?…今は付き合ってる人いないよ』
へぇ……意外……
宮川くんは常に彼女5人とかいそう!!
『俺に興味あるの?』
「いや、別にそうゆうわけでは…」
宮川くんは微笑みながらぐっと距離を縮めてきた
『櫻木先輩じゃ満足できなくなったら俺のとこ来いよ』
「!?」
か、軽すぎる…
驚いて硬直していると宮川くんは私の頭を撫でる
『照れてんの?可愛い〜』
ぐっと引き寄せられ、気づいたときには宮川くんの顔が目の前にあった
き、キスされる⁈
《おい、嫌がってんだろ》
突然頭上から聞き慣れた声が聞こえた