強制恋愛
第19章 *19*無理矢理
悠希くんと沙紀は楽しそうに喋っていた
会話の内容は聞こえなくても、2人の表情でその雰囲気が伝わってくる
わたしは他のお客さんに接客をしながらも2人が気になってついつい見てしまう
急に悠希くんは持っていたメニューで2人の顔を他のお客さん側に見えないようにして隠した
…ん?
!!!
絶対あれキスしてる……!
『あの〜…すいません…パンケーキとドリンクのセットを…』
「あ、申し訳ございません…! セットですね」
接客していることを忘れるくらいに2人を見つめていた