強制恋愛
第22章 *22*恋する苦しみ
カフェのオーナーで奈美の従姉妹のお姉ちゃん目線
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小さい頃から元気ですぐに友達ができる可愛い可愛い従姉妹だった
でも奈美には悪いクセががある
それは悩みを1人で背負いすぎてしまうこと
だから涙ながらに相談してくれたこと……
本当に嬉しかった
そんなことを思いながら奈美を見つめていると、コンコンとドアをノックする音が聞こえた
『ん…お客さん? でもcloseって…あ、悠希くんだ』
席を立ちドアを開けると息を切らした悠希くんが入ってきた
《すいません! こんな時間に…財布忘れて…あ…奈美ちゃん?》
悠希くんは奈美のほうをみると奈美は顔を背けた
そっか、好きな人の相談してたなんてバレたら嫌だよね
『奈美がさ、勉強のことでちょっと相談があるって言って2人で話してたんだよね』
《そうだったんですか…お邪魔してすいません!》
悠希くんはそう言うとお財布をとりに奥の部屋に入っていった