俺様主人
第1章 氷堂 水樹
「あーらら。床びっちょびちょじゃん?」
水樹は床に広がるキラキラ輝きを放っている“モノ”を人差し指で、すぅっと掬うとぺろりと舐めた。
窓から差し込む月明かりで照らされるその“モノ”と水樹の顔は妖艶で直ぐに“女”をその気にさせた。
「水樹っ、も、無理…っ」
“女”は頬を上気させ、口はだらしなく開いていた。
機械音と共に“女”のふしだらな声は高まっていく。
「何がどう無理なの…?」
水樹は“女”を限界まで追い詰めてく。
壊れるまで、狂うまで。
しゃがんで機械に手をかけた。
くるくると中を抉るように動かすと声は大きくなり、もっと高くなる。
そして、限界が近づくのだ_...