無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「なるほど。たしかにくだらない理由だな。」

ヒロが口をひらいた。

俺も正直、そう思った。

でも、中山にとっては深刻なことだ。


「仲がいいからこそ、くだらないことでもめちゃうんだろうな。」

俺は言った。


「中山って喧嘩したやつといつも一緒にいたよな？」

突然、リョータが言い出した。

「そうだけど、どうかした？」

「いや、いつも一緒にいたやつと気まずくなったら
俺なら他の仲いいやつと一緒にいるだろうなと思って・・・」

「俺もそうすると思うけど？
どうした？そんなこと言うなんて」

「だから、中山は今その気まずい状態だから悠と一緒にいたいんじゃないかなって。」

「俺と？なんで？俺、中山とは特別仲いいって訳じゃないぞ？」

「だって、今までさっきみたいにあいさつしてきたことなかったじゃん?」