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読んでる貴女がいろんなシチュで主人公になって読める短編集。

第3章 恋をしたあの夏

抱き締めないで。

余計、涙が止まらなくなるから。

それでも、恵太は腕をほどかない。

恵太の胸を押して、

突き放した。

「ううん…。いいの…。これからも…友達で…いて…ね?」

「…うん。」

私達は、そのまま無言になり、

花火を最後まで見て、帰った。



帰ったら私はすぐ、自分の部屋のベッドに倒れ混む。

「うぅ、うわーん!うわーん!ひえーん…」

どれくらい泣いたか。

私はそのまま眠りについた。

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