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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

本棚を見に来ると、暢くんの瞳は輝いてあた。


「あっ!あの本読みたかったんですが、中々見つけられなくて。」


「何れかしら?」


「上から二番目の…。」


うっ…背が届かないわ!


「椅子持って来るわね。」


「僕、届きそうです…。」


そう言うと、少し背伸びして、私の背中越しから本を取った。


ドキン…。


なっ…何?


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