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一輝「パパに会いに来たんでしょう」

千尋「…」

一輝「でも残念だったね、パパはおばさ
んじゃなくてママを選んだ」

千尋「選んだもなにも私と東矢さんの間
には何もないし…」

一輝「…」


何もない
千尋と東矢との間には何も…
関係があったのは東矢ではなく掏明とで
東矢との間には本当に
何もなかった


千尋「…」

一輝「でもおばさん、今でもパパの事が
好きでしょう」

千尋「好きなんかじゃ…」

一輝「おばさんを初めて見た時気づいた
おばさんは」

千尋「違うってば！！」

一輝「…」

東矢「川澄さん？川澄さん、どうかしま
した」

千尋「…何でもありません」


遅い千尋を心配し
東矢が様子を見に来てしまった
千尋はその場から急いで去ろうとしたが
だけど…


一輝「パパ」

東矢「一輝、どうした？」

千尋「…」

一輝「パパ、おばさんはね…おばさんは
本当はパパの事が好…」

千尋「！！」