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不器用なタッシュ

第9章 霹靂

「そうですか…突然…失礼しました…」


『はい…大丈夫ですか?』


「はい…急ぎでは無いので…」


挨拶を交わし、通話を終わらせた時に香織が戻ってきた。


「あっ、お帰り。」


「電話…大丈夫なの?」


「まあ…確認だけだから、直ぐに終わった」


男との用事はあるかもしれないが…仕事は無いのは確認が取れたし…


今、何時だ…おもむろに、腕時計を見る。


「何か用事あるの?」


香織は俺に予定があると思ったが、目を輝かせていた。


腹の中に…更に何かが渦巻いていく。

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