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不器用なタッシュ

第9章 霹靂

広い部屋に薄っすらと、光が射し込める…。


「朝…か…」


あれから香織を良い潰して、帰さないのに成功した。


横でグッタリと眠ってる。


「ふふ…久々だな…」


寝てる顔も、きなこに似てるかもしれない…。


静かに寝息を立てている顔に唇を寄せて…

そっと重ねる…。


「あぁ…そうだ…牽制しとくか…」


胸元のボタンを外して、柔らかな谷間に口を付け…


思いっきり肌に吸い付いた。


「ん…んん…」


香織が少し頭を動かすが、起きても構わない…


その時は、時間ギリギリまでヤってもいいし…。


チュッ…


リップ音を立てて、唇を離すと…
白い肌に…小さな薔薇の花弁が舞い落ちたみたいに、痕が付いた。


「綺麗じゃん…」


それから香織の肌をカンバスに…
赤い染みの様にキスマークを撒き散らす。


それは…まるで…


タッシュ…。

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