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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

「付き合うって?」


「交際してって事!」


たく…また興味だけで、ひょいひょいと。


「絵描き友達でか?」


土屋は、少し間を置いて


「出来たら恋人としてかな!」


はぁ~きたきた。


「興味だけで、軽く考えんなよ。」


「興味?でも普通は、興味から始まらない?」


ま…無くはないな。


「俺、直ぐ手ぇ出すよ。」


「ぶっ!」


場を離れ損なった安岡が、吹いた。


「別に~遅かれ早かれじゃない?噂で知ってるし。」


「噂…?」


そんな話しまで、広がってんのかよ。


「中学時代の友達が、ここの高校だから、ちょっと聞いたら…女に手が早いって有名だって!」


はぁ~?
適当な話し、しやがって!


何が『好き』だよ!


お前らの思い込みを人のせいにすんな!


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