無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「私もまだ興味の域だから、本気で好きになったら、また告白するわよ。」　


「ぷっ！土屋、面白いな！」


笑った俺に


「こんな私に笑える須永くんも、かなりなもんよ。」


不敵に笑う土屋に、俺も興味が沸いてくる。


俺たちの関係は最初から最後まで『興味』でしかなかった…。


どちらかの『興味』が薄れたら、簡単には無くなるんだ。


だから、お互い初体験の相手だったけど、そこに『好き』が存在してたかは、未だに解らない。


全てをアートとして結び付けて、『好き』って言葉を気にしない様にしたんだ。