
不器用なタッシュ
第13章 奪回
「うっ…んふっ…あんっ。やぁ…」
抗おうとはするが、声は気持ち良さそうに香織が愛おしい。
そうだよ……
君の身体には俺の色が染み込んでいるんだから。
そう簡単には消させない――――。
俺は舌を筆のように振るい、その毛先に香織は彩られていく。
その色が俺に侵食して、同じ色に同化するんだ。
これは俺と香織だけにしか作り出すことが出来ない色――――。
ぷっくりした香織の唇を堪能しながら、胸の奥に執着が募る。
『クッソ…』
携帯越しに聞こえる小田切の本気で悔しがる声に優越感に浸ろうとするが……
何故か心に隙間を感じてる。
ピチャ――――
ピチャ――――
そして気持ちを満たそうとするものが、零れ落ちていく感じがして……
苦しくなっていった。
抗おうとはするが、声は気持ち良さそうに香織が愛おしい。
そうだよ……
君の身体には俺の色が染み込んでいるんだから。
そう簡単には消させない――――。
俺は舌を筆のように振るい、その毛先に香織は彩られていく。
その色が俺に侵食して、同じ色に同化するんだ。
これは俺と香織だけにしか作り出すことが出来ない色――――。
ぷっくりした香織の唇を堪能しながら、胸の奥に執着が募る。
『クッソ…』
携帯越しに聞こえる小田切の本気で悔しがる声に優越感に浸ろうとするが……
何故か心に隙間を感じてる。
ピチャ――――
ピチャ――――
そして気持ちを満たそうとするものが、零れ落ちていく感じがして……
苦しくなっていった。
