テキストサイズ

不器用なタッシュ

第3章 高校時代

「はぁ?」


もしやと思ったが、土屋は四つん這いで俺の近くに寄って


「セックス…。」


時計を見ると午前10時半…元気だなコイツ。


「オマエ…」


言いかけのところで、土屋は俺の口を舐めてきて


「ふふ…甘~い!」


「おい!」


不意打ちに驚く俺を無視して、キスしてきた。


「んふ…。」


唇の隙間から、土屋の舌が割ってきて俺の中を掻き回す。


唾液と共に、ケーキの甘さが広がる。


「んん…!」


つい声を漏らしてしまった。


唇が離れ土屋は、いつもの大人びた表情で誘う。


「しよっ!」


グラリ…頭と胸の中のモヤモヤが一気に弾ける。


キテるよな…コイツ…。


そんな畏怖感が沸き上がりながら、俺は土屋をベッドに押し倒し、激しく唇を重ねた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ