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不器用なタッシュ

第4章 シエロ

翌日の日曜日…サプライズが起きた。


「やっほ~い!嘉之元気~?」


「土屋…。」
「あっ!土屋さん!」


そう…土屋巴が現れた。


「あら、安岡くん相変わらずつるんでるの~!」


「あ…うん!博愛主義なんで!」


「ぶっは!なにそれ~解るけどさぁ~!」


突然現れて、いきなり何だよ!


「何しに来たの?」


仏頂面で聞くと


「嘉之、キャラ変わんないね~!」


オマエもな!!


「雑誌で見掛けてさ!頑張ってんだぁ~と思ったら、会いたくなってさぁ!」


「そりゃ、どうも…。」


土屋が相変わらずなせいか、妙な蟠りも感じないな。


「てか、東京に来たんだね…彼女くらい出来たの?」


ニヤリ笑いながら、聞いてきやがるし。


「関係ないだろが!」


「そっちも相変わらずだよ!」


代わりに安岡が、答えた。


「ははは!そっか~!やっぱり~!」


さも納得って顔で、笑ってる。


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