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君と描き始める未来に

第2章 指輪と混乱と我慢

香織の作ったご飯を食べながら、ビールを一口飲む。


「だって、香織がマンションに居るの2ヶ月ぶりだからさぁ~。あぁ!生きてるって感動しちゃったんだよ!」


「う~!それは嬉しいけど…。」


目を泳がせて、モジモジする香織に


「嫌…だった?」


「い…嫌じゃないよ…照れ臭いだけ…。」


まだ、照れるのか!


「香織…俺たち、もう夫婦だよ?」


ジ~ン…『夫婦』二文字に感動してしまう。


「きゃ!そうだけど、それとこれは別ぅ~!」


えっ!別なんだっ!


思わず


「えっ!2ヶ月もお預け食らってるのに!」


「なっ、何を!」


真っ赤になって、聞き返してきた。


香織…墓穴掘るタイプだよな…。


「聞きたい…?したい…?」


そう言うと、更に赤くなり


「志信の意地悪~!」


ヤバい!楽し過ぎる!


「はははっ!冗談だよ!」


「もう~!あっ!志信のご両親から荷物と…お祝いが届いたよ。」


荷物に入ってたメモを渡される。


「両親から…。」


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