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君と描き始める未来に

第2章 指輪と混乱と我慢

うわぁ~!
やっぱり、納得してなかったか…確かに今回の入籍は、俺の一存だった。


香織のご両親も最初は驚いたけど、お義母さんが取り乱した時の俺の気持ちを汲んでくれ


『香織を宜しくお願いします。』


退院の日に、頭まで下げてくれた。


「納得して貰ったよ…全部俺の我が儘だから。」


『本当よ!』


光花の時は、両親に会わせる事が出来なかったし、放任なところがあるから、その時の出来事も詳しくは、知らない。 


だから、俺の不安を理解はしてないだろう…。


「お互い、安心したかったんだよ。とにかくまた香織と、そっちに行くから予定教えて貰えるかな?」


『あら、そう!いつでもいいわよ!でも余り呑ませちゃ可哀想よね…。』


だから、何で基準がそこなの!


「また、行く時に連絡するから!
じゃあ、有り難うね!」


『はい、は~い!』


母さんは、ご機嫌で電話を切った。


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