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君と描き始める未来に

第10章 友情と愛情

マンションに戻どる帰り道、いつもの橋に差し掛かる…本当に…全てはここからだったよな。


川を眺めると、今日もキラキラ水面が輝いている。


「小田切さん!」


急に、暢くんの声が飛んで来た。


「ん?何か買い忘れ?」


「いえ…ご、ご相談してもいいですか…。」


「相談?俺に…役に立つか解らないけど。」


「はぁ…こんな事…他に相談出来なくて…。」


何だろうか…頭の良い暢くんが、ここまで悩む事…。


「あのですね…。」


暢くんは、暗い中でもきっと真っ赤だったろうと確信出来る内容を話してきた。




つまり…


「う~ん…そうか…。」


「いきなり、スミマセン!自分…勉強と武術ばかりで…恋愛経験…殆どなくて…。高校の時に、先輩に一方的にされた感じで…経験が浅くて…でも、黎子さんは大人なんで、気にしなくても大丈夫ってリードしてくれるんですが…。」


恥ずかしいのもあってか、暢くんは一気に話して…息切れをする。 


「テクニックね…。」


どう説明すれば、いいんだ!

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