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君と描き始める未来に

第10章 友情と愛情

香織に相談して…それとなく黎子ちゃんに、どうして欲しいか聞く…のも暢くんの面目に関わる気がするし…。


変な入れ知恵するのもな~。


でも、暢くん真剣だし…一世一代の告白くらいの思いで相談してくれたんだろうし…。


「えっと…暢くん!連絡先を交換しようか!」


「あっ!はいっ!」


お互いの連絡先を交換し


「何かあったら、連絡してくれればいいから。」


「解りました!」


「後…基本的な事だけ、一応教えるけど…皆に当てはまるかは、解らないよ。」


「はい!」


暢くんは、瞳を輝かせて真剣に聞いていた。


イヤらしい意味で聞いてなくて、黎子ちゃんの為に必死なのがいじらしい。


そんな暢くんに、あんな事やこんな事を教えてる俺は、暢くんを汚してる気分になるんだけど…。


香織的には、これは『萌え~!』なんだろうか?

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