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えっちな「やみのおうへのみち」

第1章 「暗黒への誘い」

 俺がまくし立てるのに優しい顔で耳を傾けていた紳士は、ただ落ち着き払って、こう答えた。

「我が崇敬する女王陛下、及び万国の諸王、そして偉大なる唯一神ジーザス・クライストに誓って申し上げる。そこな青年が手にする文章の内容には一片の虚偽も混入はしない。それが仮に混入していた場合、神聖なる正義の刺客が私と私の哀れむべき幼な妻を殺害し、その遺骸を辱め、パン屑のように破棄することを所望する。そして私と私の親族の全財産、及び私の愛おしき6人の娘たちは、この青年の手に正当に相続されることであろうぞ」

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