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えっちな「やみのおうへのみち」

第6章 「運命の聖者――奇跡唱える終焉の少女」

「うぅっ…………どうぞっ…………」

 そして何とか俺に肌が見えないように苦心しながら、やっと片足、もう片足、とパンツから足を抜いて脱ぎ終わり、俺に差し出してきた。俺はそれを受け取り、まず頬に当てて体温を感じた。脱ぎたての少女の下着の素晴らしい点の一つは、この柔らかく切ない体温の残滓であることは間違いない。次に俺はクロッチの部分を中心に、生地を鼻から8センチほど離して匂いを味わった。この際、パンツは鼻から近づきすぎても遠すぎてもいけない。パンツの脱いでからの経過時間やコンディションによって柔軟にその距離は決定しなければならないが、今回はだいたい8センチがベストだと俺には思われた。うむ、あらゆる男の脳に、覚醒剤やコカイン、ヘロイン、大麻やLSDを超える効果を及ぼすところのあの恐ろしい、少女特有の、蜂蜜と練乳の匂いがした。

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