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えっちな「やみのおうへのみち」

第6章 「運命の聖者――奇跡唱える終焉の少女」

「……はい……あの……闇の王座は渡していただけますよね?私の体を使って酷いことをしないというのは、結構なご配慮ですが、しかし決して通常なら見せることのあるはずのない肌をさらけ出し、男の人には命に代えても触れさせたくはない下着を差し上げたのですから……」

 少女は俺が情欲の燃焼を中止したように思って、まさか契約が反故にされたのではないかと心配し始めたらしい、不安な顔をして俺に確認を求めてきた。なんともけなげなことじゃないか。そしてとても滑稽で哀れだ、身の清らかさを俺に捧げたうえで、闇の王の座を得ることもないのだから。

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